供養のカタチの色々~いつも私のそばに…手元供養について~

「遺骨ってそのまま家に置いておくのはダメなんですか?」
終活セミナーなどでそう質問されることが度々あります。
答えから言うと、ダメではないです。イイんです。
四十九日まで自宅で供養してお墓に納骨する、
という流れが一般的ですが、四十九日を過ぎても、
1年でも、このままずっとでも、
ご遺骨を自宅に安置することは問題ありません。

私の母が亡くなった時も、決まったお墓はなく、
どう供養するかまでは考えていなかったので、
家族みんなが納得のいく供養の方法が決まるまで
遺骨をこのまま家に置いておき、
みんなで色んなお墓を見に行こうということになりました。

樹木葬とか納骨堂など、イロイロ見に行った結果…
母は、手元供養という形にすることに決定(^^)/

手元供養は『自宅供養』とも呼ばれていて
亡くなった方の遺骨をお墓に納めるのではなく
家で保管したり、身に付けられるものに形を変えて
日常の中で故人を偲ぶという比較的新しい供養のスタイル。

今ではこの手元供養についての認知も広がり、
様々な手元供養のスタイル、商品がありますが、
当時はこういう供養があることを全く知りませんでした。
たまたま新聞に載っていた手元供養の記事を父が読み
私達姉妹に「こういうのがあるらしい」と知らせてくれて
「これすごくイイじゃん!」と満場一致で決定♪♪♪

私の母の手元供養は、
遺骨を細かい粉状にして(これ手作業なんですよ(◎_◎;))
その粉骨を特殊な圧縮加工で小さな墓石のような形に固め
自宅にチョコンと置ける骨純度100%の遺石というもの。
私と妹にもこの遺石を作ってもらったので、
それぞれの家で手を合わせることができて、
いつも母に見守ってもらっているような気持ちになります。
母の命日の集まりなどがあると、Facebookやインスタに
その遺石の写真をUPしたりしているので、
ご興味ある方は見てみてくださいね(^^♪

現在、手元供養は様々な形が増えました。
なんと、遺骨や遺灰でダイヤモンドを作ることも!!!
遺骨を母貝の核に入れて真珠を生成することもできたり、
色とりどりのガラス細工にしてくれるところもあります。
手の平サイズの可愛らしい骨壺に粉骨を納めるものや、
「いつも身につけて一緒に過ごせる」と、
粉骨の一部を指輪やペンダントトップなどの中に封じ込めた遺骨アクセサリーも人気です。
お墓に納骨する場合でも、故人を身近に感じ、日々慰霊できるように遺骨の一部を手元供養にする、という方も増えています。

これから先、今あるお墓を守っていくのは難しい…と、
やむなく墓じまいする場合、お墓の中に入っていた遺骨を
手元供養にするというご家庭も増えているとか。

この遺石という供養が私の家族にとっては
腑に落ちたカタチになったし、
今は亡き祖母にとって、
「自分より先に死んでしまった娘といつも一緒に居る」
ということが、グリーフケアになっていたので
ウチではベストな選択になったと思っていますが
どのご家庭にとっても「これが最良」「これがお勧め」
というわけでは決してないです…。
「これ、遺骨で出来てるの?ちょっと気味悪い」
と抵抗感がある人も当然いらっしゃるし、
「やっぱりお墓に納骨しなきゃ」という方々に対して
否定するつもりは全くありません。
ウチの家族の場合はこの供養のカタチが良かったというだけです(^^)d

亡くなった大切な人を弔うカタチをどうするかって
家族と共有できるかが大事なのかな~って思います。
そして供養にも色んな選択肢があると知っておくことも大切かと。

できれば自分のお墓について、自分が元気なうちに、
家族と一緒に決めておくのが一番イイと思います☆彡

とはいえ、元気で過ごしている時は
自分や親が死んでしまった後に入るお墓のことなんて
なかなか想像ができないし、
どんなところに行けば良いのかよく分からない…という方も多いです。

なので今後、
皆さまの目線で、皆さまに成り代わって
色んな供養のカタチを調べて、行って、見て、聞いて…
お伝えしていきたいな~と思っています。

「こういうこと聞きたい、知りたい」ということがあれば
こちらへ
是非お聞かせください(#^.^#)☆彡

家族みんなにとって一番イイ供養のカタチ、見つけましょう♪

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