僕が訪問介護事業所を立ち上げた理由

先日インスタライブで、
訪問介護事業所を来月開業される方のお話を伺いました。
病院で多くの患者様のリハビリを担当され、
様々な症状を診てこられた若き理学療法士(男性)さん。
お話しくださった色んなことが、
訪問介護事業所の選び方にも繋がると思うので、
ライブの内容をまとめてみました(^^)/

医療系学校で理学療法士の勉強を修了して入職したのは
地元にある大きな総合病院。
こちらは、急性期の治療の他、デイサービスや
ショートステイ、訪問看護ステーションなど
介護との連携も備わっている評判の良い病院です。

入職2年目で配属されたのは地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟とは、急性期病院を退院した後、
病気やケガの状態は安定しているものの、
すぐに自宅に帰るのは難しい…という患者様が
自宅に戻る(もしくは自宅になりうる施設に入る)為の
治療・ケア・リハビリなどを行う病棟のことです。

でも現実は…、そこを経ても 自宅に帰れる人は少ない
「この病棟では在宅復帰のために専門的なケアをしているはずなのに、他の病棟と変わらない人数ってどゆこと?」
と感じて、その要因を考えた結果・・・。

●自宅の環境が整っていない
●リハビリ・介護・看護の技術が追い付いていない
●患者様のご家族の協力が得られず、1人で生活できない

これらの事情を把握した上で、自分にできることは…
『在宅環境を変える』ということだ!と思い至りました。
まずは病棟内で提案し動いてみたけど…
提案しても受け入れられるのには時間がかかり、
(大半の病院や介護施設はそうですよね…)
こうしている間にも在宅復帰を諦める人が増えていくばかり。

そこで「自宅で生活できる環境やサポート体制を直接作って提供していこう。」と
訪問介護の事業所を立ち上げる決意をしたそうです。
彼の意識は完全に患者様とそのご家族に向いています。


ライブの途中、彼に「訪問介護って何ですか?」
お聞きしたところ、こういうお答えをいただきました。

何も出来ない(自宅での日常生活が営めない)状態を
『ゼロ』としたら
『マイナス』は病院での治療・ケアが必要な状態。
『プラス』は出来ることが多くある(自分のことは自分で出来る…など)状態。
訪問介護の利用者様は、少なからず自宅で生活できる人。
僕たちが介入することによって、
『ゼロ』や『マイナス』だった方々が、少しずつでも
『プラス』になることが、本当の訪問介護の役割だと思っています。

出来なくなってしまったことを出来るように…
今出来ることを、もっと出来るように…

正直、「訪問介護って何?」という私の質問に
『身体介助』や『生活支援』についての回答が返されるとばかり思っていました(-_-;)
でも、こうお聞きして、訪問介護の在り方を改めて知り、
目からウロコのような気持ちでした。

最初は『訪問介護』として立ち上げられますが、
今後は専門の『訪問リハビリ』も提供できるように
展開していかれるそうなので、
利用者様にとっての『プラス』がどんどん増えていくことでしょう。

また、介護保険は要介護の利用者様だけでなく
そのご家族のために使うものだとも仰っていました。
要介護者となった方の家族の負担は本当に大きいです。
在宅介護なら尚更、家族の手が必要になります。
自分の家族の誰かが認知症や大きな病気やケガによって
要介護となる…という事実を受け入れるだけでも大変なのに
体力的にも精神的にも大きな負担がかかっていく…。
それに加えて色んな手続きも…。
そういうご家族が、訪問介護を利用することで
自分の時間、休息できる時間を持つことができる。
それは本当に大切なことだとお話ししてくださいました。

これには私も激しく同感。
最近は、ご家族の介護を自宅でされていらっしゃる方から
「自分がご飯を食べる時間がない」
「夜中も気になって眠れない」などのご相談をいただくことが多くなりました。
このままでは介護をしている家族の方が倒れてしまいますよね…(:_;)

また、他のご相談で、訪問介護に来てくれる
ヘルパーさんの対応があまりよろしくない…とか
ヘルパーさんの知識やスキルが低い…
事業所に伝えたことがヘルパーさんに伝わっていない…
などのお話も耳にします。

これについては、訪問だけでなく、
施設介護でも同じことが言えるのですが・・・(´Д`)

利用者様のこういったお声にも真摯に耳を傾け
一緒に働く仲間のチーム連携や、
個々のスキルなどが上がるように
コミュニケーションを取り、
学び合える事業所にしていきたいと語るお姿には
このお仕事に臨む『本気度』が見えました。

万が一、ご自分やご家族が要介護になった時、
おそらく初めに受ける介護サービスは『訪問介護』だと思います。(もちろんケースバイケースですが)

事業所を選ぶ時に、そこで働く方々の経験値だけでなく、
ここに至った経緯や想いを聞いてみるのもアリかなと思います。

「こういうことが知りたい!」「こんなことがあった」
などのご意見やご質問、ご体験談などは
是非 こちら からお聞かせください☆
また、
「こういう事業所に自宅での介護をお願したい」
「こういう事業所で働きたい」
と思った方(大阪府堺市西区エリア)は
actor訪問介護ステーション にお問い合わせください☆

関連記事

  1. あなたはどこで介護を受けたい?~訪問介護のあれこれ

  2. コロナの影響で認知症が進む事情

  3. サ高住ってどんなところ?~元気なシニアの独り暮らし~

  4. 手から伝わるコミュニケーション~目に見えるケアから始まること…

  5. 介護が始まる前に知っておきたいお金のはなし

  6. 音楽の持つ力~好きな歌はありますか?~

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP