亡くなった人の家の名義を変えるには?~手続き&費用編

今、親が住んでいる実家が
亡くなったおじいちゃんの名義のままになっている
っていうケース、かなり多いようです。

考えてみれば、これって法的に大丈夫なの?という気がしなくもないケースですよね?
家の持ち主が亡くなった後、家の名義を変えなくても
配偶者や子、孫など誰かが住み続けることは可能なのです。

終活オンラインサロンでもお伝えしましたが、
家の名義変更のことを『相続登記』といいます。
(元の名義人が死亡して名義変更する場合)

この相続登記には期限がないので
「そのまま住んでも大丈夫ならいいじゃん(^^)」
と思う人が多いのも分かりますし、
「何かあった時にササっと名前を変えればいいんでしょ」
と後回しにしてしまうのも分かります。

しかし、この相続登記…
単純に名前を変えるだけでは済まないという事実…(´Д`)

相続登記にはこのような書類が必要になります↓

●亡くなった人(被相続人)の戸籍謄本
(出生から死亡までの連続したもの)
●被相続人の住民票の除票(または戸籍の附票)
●相続人全員の戸籍謄本・印鑑証明書
●家を相続する人(新たな名義人となる人)の住民票
●遺産分割協議書
(相続人が複数いる場合など)
●相続登記申請書
(登記の目的や理由、相続人などを記し法務局に提出)
●固定資産評価証明書
(相続登記にかかる登録免許税を算定するため)
●登記簿謄本(登記事項証明書)
(書類作成時に不動産の正確な地番などを確認するためのもので、提出書類ではない)

例えば、冒頭のケース『死んだおじいちゃんの家を、いま住んでいる私の父△△の名義に変える』という場合
相続人全員(△△さんの兄弟姉妹など)が
「この家は△△が相続するってことを承諾しまーす」
という話し合い=遺産分割協議をします。
そして、その結果を書き残した書類(遺産分割協議書)に
相続人全員の署名と捺印、
そのための印鑑証明書が必要になります。

お父さんが一人っ子で、
おばあちゃんも他界しているのであれば
相続人はお父さん一人になるので遺産分割協議は必要なくなるのですが…。

ちなみに、おじいちゃんが
「この家は長男△△に相続する」
という内容の遺言書を遺していた場合は
その遺言書の提出が必要になりますが、遺産分割協議書や
相続人全員の印鑑証明書などは要らなくなります。

登記申請の手続きは自分で行うこともできますが
自分で手続きするのは無理だ~!と言う場合は
司法書士さんに手続きを依頼します。
プロに頼んだらどれくらいお金かかるの?…という前に
相続登記にかかる費用について、ざっくりと。

●登録免許税
不動産の評価額(固定資産税評価額) × 0.4%
●必要書類の収集にかかる費用
・戸籍謄本…1通450円(被相続人・相続人全員分)
・住民票…1通300円前後(被相続人・家を相続する人)
・印鑑証明書…1通300円前後
(遺産分割協議書が必要な場合、相続人全員分)
・収集に伴う交通費や郵送料 など
・固定資産評価証明書…自治体によって金額は異なる
(固定資産税課税明細書で代用できる場合も)

登録免許税は、
不動産の評価額が1,000万円だとしたら40,000円
3,000万円だとしたら120,000円ってことになりますね。

その家に住む人(不動産を相続する人)が自分一人で
手続きするのであれば、これらの実費だけで済みます。

…が、相続人が複数人いる場合など、
書類の収集だけでも時間や労力を使うことが考えられます…

では、相続登記の手続きを
プロ(司法書士)に頼んだらどれくらいかかるの?の話。

↑の実費以外に、司法書士への報酬が掛かります。
この報酬は、手続きのうちの何を依頼するかによって、
また、司法書士事務所によって金額が異なります。

単純に、相続登記の申請だけをお願いするのか、
遺産分割協議書の作成もお願いするのか、
それぞれの戸籍などの収集もお願いするのか…。

調べてみたところ
申請手続きと必要書類の収集なども依頼した場合の
司法書士への報酬は、だいたい10万円前後のようです。

えっ?10万!(◎_◎;)と思われるかもしれません…
でもですね…

相続人全員が近くに住んでいて、全員の本籍が同じなら
サラっと手続きできるかもしれないけど、
兄弟姉妹がみんな同じ地域に住んでいるとは限らない。
結婚して本籍を変えている人も多いし、
「あれ?私の本籍どこだっけ?」という場合もあったり。

私自身も今住んでいる所じゃないに戸籍がありますし。

相続人全員の戸籍謄本を揃えるには
けっこうな時間と根気が要りそうです。

まして、登記の申請書や遺産分割協議書などの
専門的な書類は、その事態にならない限り
見ることも手掛けることもないので
自分で作成するのは難しいかもしれません…(;´Д`)

面倒くさいし、お金もかかるし、
手続きの期限がないなら、このまま放置してしまおう!
…となってしまうのは、ものすごく分かるのですが

このまま放置した場合、どんなリスクが起こりうるのか…
トラブルの事例を司法書士さんにお聞きしました。

‥‥‥‥今回のブログ、
かなりボリューミーな内容になってしまったので、
『相続登記のトラブル編』は後日お伝えします。

ご質問やご意見、
「うちもこんなトラブルがあった」というご体験など
ぜひ こちら でお伝えくださいませ(^^)/

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