老人ホームってイロイロあるけど、
施設によってどんな違いがあるの?
と、聞かれることが多いです。
施設の種類やそれぞれの特徴は
家族救急.jp に分かりやすくまとめているので
是非読んでいただきたいのですが、
今日は私が週に1度お仕事に行かせていただいている
デイサービス&サ高住のお話。
デイサービスにもイロイロなところがあるのですが
こちらのデイサービスは、
サ高住と呼ばれるサービス付き高齢者向け住宅に併設され、
このサ高住に入居されている高齢者の方が
認知症予防やお友達との交流を目的に通われています。
サ高住は、おもに元気なお年寄りが安全に暮らせるように
バリアフリー構造で建てられた賃貸住宅。
専門スタッフによる安否確認や生活相談サービスが
受けられる施設です。
自分の身の回りのことは自分で出来るけど、
独りで暮らすには不安がある・・・というシニア世代や
そのご家族に人気があります。
昨日行ったデイサービスでは、サ高住にお住まいの方も
デイサービス内の大きなお風呂に入ったり、
リハビリ体操をしたり(これ、けっこうハードなんです)
頭を使うゲームをしたり・・・。
もちろん、サ高住に入居されていない方も通われていて
認知症の方や体が不自由で全面的な介助が必要な方も
いらっしゃいますが、利用者の皆さまも、我々スタッフも
楽しく元気に過ごせるステキなデイサービスです。
先日、1週間ぶりにそのデイサービスに行ったら
右目の周り一帯が腫れていて
真っ青…いや青黒く内出血している利用者さんが!( ゚Д゚)
いつもお元気で嬉しそうに話しかけてくださる
大好きなおじいちゃまなんです。
ボクシングでもやったのかと思うくらいの
大きなアザで目も充血していて痛々しくて…。
いやぁ、夜中に目が覚めてトイレに行こうとして
立ち上がったらフラ~っとしてさ、
おかしいな・・・と思ったから
いったん座ろうとしたわけ。
そしたらバランス崩してド~ンって。。。
ベッドの柵に顔をぶつけてのボクシング状態だったそう。
このサ高住には夜勤の介護士が常駐していなくて
(施設によっては居るところもあります)
居室内にセンサーがあり、入居者に異変があった時には
警備保障会社に連絡がいくシステムになっていて
同じ敷地内にある、見守りサービス付きのショートステイ
の夜勤者が駆け付けて、事なきを得たそうです。
誰も行かなかったら朝まで倒れたままだったかも…。
ちなみにこのおじいちゃま、この日は居室に独りで居たら
また異変があるかもしれないということで、
デイサービスにあるベッドで休んでいただき
随時スタッフが見守れる環境にしていました。
午後には高熱を出され、風邪もひいていることが判明。
やっぱり居室に独りにしなくて正解でした。
夜中のふらつきは風邪の前兆だったのかもしれません。
独りで問題なく生活できていても
こういうことが起こり得る70代80代。
今回のような転倒事故、
もし、このおじいちゃまが独り暮らしだったとしたら
どうなってしまっていたんだろう?
高齢の親が元気にお家で暮らせることは素晴らしいこと。
本人もずっと家で過ごすことを一番望まれると思いますが
このような万が一のこともあるってことを
改めて思い知らされました。
ちょっと尻もちをついたり、つまづいたりしただけで
家の中で動けなくなって大変なことになってしまうこと、
本当に多いんだそうです。
私の父も実家に独り暮らし。
本人は大丈夫だと言うけど、1人でいる時に何かあったら…
と思うとやっぱり心配です。
このおじいちゃまのエピソードを伝えて
この先このままお家で暮らすかどうかを
きちんと話してみようと思います。
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